鏑木カヅキの作家人生

ラノベ作家が小説や漫画原作について語る場

【目次】マジック・メイカー -異世界魔法の作り方-
【小説ラノベ】専門学校に行く意味はない? なぜプロは行くなと言うのか【他分野】
【小説家になろう】Web小説が書籍化する確率【2022年版】
【カクヨム】Web小説投稿サイトは稼げる?【アルファポリス】
小説家になろう高確率で10000ポイントを取る方法2022年版
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【小説家になろう】高確率で10,000ポイントを取る方法【2022年版】



2022年6月18日において小説家になろうサイト内で総合10,000ポイントを超える作品は8637。
総合作品数が960,790であることを考えると、10,000ポイント以上ある作品はなんと【0.89%】しかありません。それだけ10,000ポイントを超えるのは難しいということがわかります。

 

今回はあくまで10,000ポイントを取るための手段であり、書籍化を目標にしているわけではありません。また、小説家になろうの基本システムに関しては省略していますのでご了承ください。

 

 

 

著者の実績

筆者は小説家になろうで約7年間活動していますが、10,000ポイント付近、あるいはそれを超える作品をいくつか書いています。

 

小説家になろうでの実績◆
『アンリミテッド・レベル ―異世界で最底辺生物から神殺しになるまで―』
総合ポイント:31,387 pt
ブックマーク: 12,817件 評価人数: 683 人 評価ポイント: 5,753 pt

『マジック・メイカー -異世界魔法の作り方-』
総合ポイント:28,862 pt
ブックマーク: 10,773件 評価人数: 849 人 評価ポイント: 7,316 pt

『捨てられた元聖女ですが、なぜか蘇生聖術【リザレクション】が使えます ~婚約破棄のち追放のち力を奪われ、愚醜王に嫁がされましたが幸せです~』
総合ポイント:9,476 pt
ブックマーク: 1,214件 評価人数: 844 人 評価ポイント: 7,048 pt

『最底辺の【金属魔術】を極めた俺、魔術師協会から追放される ~四大魔術も兵器も通じない『メタルモンスター』を倒せるのは俺の金属魔術だけだって? そんなの俺の知ったことじゃないな~』
総合ポイント:8,442 pt
ブックマーク: 1,797件 評価人数: 554 人 評価ポイント: 4,848 pt

 

『アンリミテッド・レベル ―異世界で最底辺生物から神殺しになるまで―』と『マジック・メイカー -異世界魔法の作り方-』に関しては書籍化しています。

 

累計ランキング上位の方々からすれば少ないかもしれませんが、全体で見ればかなり上位に入るポイントだと思います。

 

なんとなくで執筆したわけではなく、今までの経験や調査によって培ったノウハウを使い、上記の結果を出しました。その方法を今回はまとめようと思います。

 

なお、こちらは確実に10,000ポイントが取れる方法ではありませんのでご理解ください。

 

日間ランキングを確認する

ランキングは情報の宝庫です。特に日間はあなたがやることのすべてが詰まっていると言っても過言ではありません。

 

何が流行っているのか、どんなキーワードが人気なのか、あらすじの書き方や人気のある作家など、様々なことを知ることができます。

 

ランキングを確認した後にすべきことは【ランキングをもとにあなたが何を書きたいかを考えること】です。

 

もっと個性的でオリジナリティが溢れるものを書きたいとか、ラノベみたいな内容で勝負するんだとか、他人が書いたものと同じなのはイヤだ、と思う人は以降のやり方は向いてないかもしれません。

 

小説家になろうでは【流行っているジャンルで書くこと】が高ポイントを取るための近道です。もちろんそれ以外の作品も稀に人気が出ることもありますが、極一部の天才か豪運の持ち主くらいでしょう。

 

小説家になろうで人気を得るには【日間ランキング】に入ることが不可欠です。
一部、ランキング上位に入らずとも徐々にポイントを稼げる作品もありますが、それは非常に稀ですし狙ってできることではありません。

 

まずは【日間300位内に入ること】が目標です。

 

日間300位内に入れば、日間を見る読者がポイントを入れてくれます。順位が上がれば上がるほど読者数は増えるので、必然的にポイントも増えます。
上手く流れに乗れば週間、月間、四半期、年間、累計に入っていくことになります。

 

ただしどこかのタイミングで思ったよりも人気が出なければ失速し、ランキング圏外に落ちることになります。そうならないために必要なことは後述します。

 

ジャンルはファンタジーか恋愛


ランキングを確認し、どんなものが人気か、その中でどんなものを書きたいか、自分に何が書けるのかを考えたらジャンルを決めましょう。

 

おすすめはハイファンタジー異世界恋愛です。理由は流行っているキーワードを使いやすいからです。【追放、ざまあ、悪役令嬢、聖女、婚約破棄】など、これらはほとんどがハイファンタジー異世界恋愛に使われます。

 

最近では特に異世界恋愛が強く、短編が日間ランキングを占めていることも多いです。ただハイファンタジーが弱いわけではありません。異世界恋愛は短期的に見ればポイントを得やすいですが、ハイファンタジーの方が総合的にポイントを稼ぎやすい傾向があります。

 

10,000ポイントを取ることを考えると【長編】がおすすめです。短編はファンのいない作家は人気がやや出にくく、総合ポイントはそれほど多くありません。長編連載だと更新することで新規読者の流入が見込めます。

 

タイトルとあらすじに全力を注ぐ

小説家になろうでは【タイトル】が最も重要です。読者は数十万ある小説の中から、好みの小説を探さなければなりません。そのため、ぱっと見で作品の内容が理解、あるいは想像できなければ素通りしてしまいます。

 

だからこそ小説家になろうでは【長文タイトルが基本】となっているのです。もちろん人気作の中には短文や内容がわからないタイトルもありますが、極一部です。基本的には長文タイトルで内容がわかるようにする方がいいでしょう。

 

ただ闇雲に長文にすればいいわけではありません。タイトルには読者の目を引くキーワードを必ず入れましょう。つまり【追放、ざまあ、悪役令嬢、聖女、婚約破棄】などです。

 

文言はそのままでなくとも構いませんし、上記のキーワードだけが流行りではありませんので別のキーワードを模索するのもいいでしょう。例えばスローライフ異世界転生】などは一時の勢いは衰えたものの、未だに人気があります。

 

ですが異世界転生、転移はハイファンタジーから別ジャンルとして隔離されていますので、現状では効果的なジャンルではないでしょう。

 

それでは私が書いている作品を例として出してみましょう。

 

『捨てられた元聖女ですが、なぜか蘇生聖術【リザレクション】が使えます ~婚約破棄のち追放のち力を奪われ、愚醜王に嫁がされましたが幸せです~』

 

説明の必要がないほど、キーワードを入れていることがわかります。サブタイトルを入れることでより顕著に内容がわかるように補足しています。

 

ただキーワードを入れるだけでは他作品との差別化ができません。
そこで私は【蘇生聖術】【愚醜王】【幸せ】という言葉を入れました。それだけで何か力を持っているという特別感と、醜い王に嫁いだけど幸せになれるんだな、という期待感を読者に与えることができると考えました。

 

タイトルの次はあらすじです。
あらすじに関しては必ずしも端的でわかりやすくなくてもいいです。あらすじが長くても、人気が出ている作品は多くあり、また逆も然りです。
ただし遠回しな内容ではなく、きちんと必要な、そして読者の期待を煽れるような内容にしましょう。

 

あらすじに関してはやり方が色々ありますので、私のやり方が正解と言うわけではありません。ランキングを見て、自分の作品に近いものや人気のある作品を参考にしてもいいと思います。

 

私の場合は起承転結を意識して書いています。

 

こちらも同作品のあらすじを例に出そうと思います。

 十年ものあいだ人々を癒し続けていた聖女シリカは、ある日、婚約者のユリアン第一王子から婚約破棄を告げられる。さらには信頼していた枢機卿バルトルトに裏切られ、伯爵令嬢ドーリスに聖女の力と王子との婚約さえ奪われてしまう。
 元聖女となったシリカは、バルトルトたちの謀略により、貧困国ロンダリアの『愚醜王ヴィルヘルム』のもとへと強制的に嫁ぐことになってしまう。無知蒙昧で不遜、それだけでなく容姿も醜いと噂の王である。
 そんな不幸な境遇でありながらも彼女は前向きだった。

「陛下と国家に尽くします!」

 シリカの行動により国民も国も、そして王ヴィルヘルムでさえも変わっていく。
 そしてある事件を機に、シリカは奪われたはずの聖女の力に再び目覚める。失われたはずの蘇生聖術『リザレクション』を使ったことで、国情は一変。ロンダリアでは新たな聖女体制が敷かれ、国家再興の兆しを見せていた。
 一方、聖女ドーリスの力がシリカに遠く及ばないことが判明する中、シリカの噂を聞きつけた枢機卿バルトルトは、シリカに帰還を要請してくる。しかし、すでに何もかもが手遅れだった。

 

 

私はあらすじを長くするのがあまり好きではないため、これくらいの文量にしています。

 

最初は起承転結の【起】の部分にあたる【主人公の説明】です。ここは可能な限り短く、わかりやすくを意識しています。次に誰に何をされたのか。ざまあや追放、婚約破棄系だと重要な部分です。ひどい目に合う部分を明確にしないと【読者が気持ちよくなれる部分】がわかりません。

 

その次にはセリフを入れていますね。ただ説明文を入れ続けると読者の目が滑ってしまいます。どこかにセリフを入れることで【登場人物の性格がなんとなく伝わる】というメリットもあります。

 

続いての部分が【承】の部分。主人公の行動で何が起きるのかを簡単に書いています。そのままの流れで【転】として、国家再興という【主人公が報われていく展開】を説明します。

 

そして最後に【結】。主人公のシリカに酷い仕打ちをした連中への【ざまあ】があることを示唆。敵対連中が手の平を返すが、もう手遅れだったという感じで結果を書いています。

 

内容を結構書いてしまっていると思うかもしれませんが、これくらい書いた方がむしろいいと思います。読者は自分の時間を使って、多くの小説の中から面白そうなものを探しています。ですから可能な限り、時間や手間を使わせないように心がけることが大事です。

 

web小説以外にもコンテンツが多い昨今においては、中身が面白ければ大丈夫というような悠長な考えでは成功を得ることは難しいです。

 

それに内容を簡単に書いてはいますが、具体的ではないため、十分に読みたい欲をそそることは可能でしょう。

 

読みやすさを意識する

まず前提としてラノベとweb小説は似て非なるものです。
小説家になろうに投稿している人気小説を見ればわかりますが、非常に端的に、見やすいように書いています。

 

重要な点は二つ。
一つ目は【セリフと地の文の間や、地の分が長く続く場合は空行を入れること】
普段読書をしない人は特に、文字が続くと読みにくく感じる傾向にあります。特にスマホで読む人が多いため、より顕著です。

 

読みにくそうだと思ったら空行を入れるようにしましょう。

 

二つ目は【平素な文章を意識すること】
比喩暗喩隠喩などはあまり使わず、簡単な文章にすることをおすすめします。漢字は中学生レベルまでにした方がいいでしょう。

 

これは読者を下に見ているわけではなく、万人に読みやすい小説を書くことを意識しなければストレスを与えてしまうという理由があるからです。

 

特にweb小説は十分な時間を取り、本腰を入れて、よし読むぞ! と思うようなものではありません。大体はなにかの合間や暇な時間に読むはずです。そんな中で、重厚なストーリーや文章を読むとなると敬遠してしまう読者が多いでしょう。

 

もちろん目を見張るほどの企画力と文章力と構成力があれば別ですが……。

 

最低でも五万字は書き溜めておく


小説家になろうでは更新回数が非常に重要です。初投稿から数日間は数話連投する必要があります。
最低でも最初の三日は四話以上。その時点でランキングに載ったら、毎日一話更新に切り替えても良いですが、ランキング圏外に落ちるまでは続けなければなりません。

 

そのためには大体一話2000~3000字だとしても、最低でも二十話分は欲しいです。と考えると、五万字が最低必要となります。投稿前に五万字も書くのは大変かと思いますが、毎日数話投稿するのは非常に効果的なので、やらなければなりません。

 

投稿時間は【初投稿は金土か祝日の前日】【12時~13時か17時~20時】あたりをおすすめします。前述しましたが、小説家になろうの読者は合間に読む人が多い傾向にあります。そのため会社や学校の休憩時間や帰宅時間にあわせて投稿することで、読者増が見込めます。

 

ただし朝に投稿しない方がいいかと思います。人気作のPVを見ればわかりますが、上記の時間以外はアクセス数が低く、読者数が見込めません。隙間を狙って敢えて更新するという手もありますが、あまりおすすめはしません。

 

また休みの前日に初投稿する理由は、休日にかけてランキングに上がった場合、より多くのアクセス数が見込めるからです。初投稿で日間ランキングに載った場合、そこからポイントが増えやすいのは土日祝日ですので、よりランキングを上がりやすくなるはずです。

 

さらに、更新すれば小説家になろうトップ画面の【更新された連載小説】に一時的に載ることができます。短い時間でもトップに載れると考えたら、かなりのメリットがあることがわかると思います。

 

ただし【小説を読もう】には載りませんし、他の投稿小説が沢山あればあるほどすぐにトップからは消えてしまいます。それを少しでも避けるために【投稿時間を分刻みでずらす】ことをおすすめします。

 

小説家になろうでは予約投稿ができますが、1時間ごとにしかできません。ですので、手間ではありますが手動で【17時08分のように、数分ずらして投稿、更新した方がいい】です。

 

大きな効果はありませんが、間違いなく予約投稿よりは読者参入が見込めます。

 

 

一作目から人気が出ると思わない

ある意味ではこれがもっとも重要な条件だと思います。

 

私の経験上、上記のことを行えばそれなりにポイントが取れると思います。ですが、確実に10,000ポイント以上取ることができるわけではありません。

 

ですから一作目から人気が出ると思わないことは非常に重要な心構えです。

 

これには二つの意味があります。
一つは【誰しも最初からすべて上手くいくことを期待してしまう】ということ。期待を裏切られるとモチベーションが下がり、不満が募ります。そして執筆を辞め、上位の作家を妬んだり、筆を折ったりしてしまいます。それは非常にもったいないです。

 

小説を書くということは簡単なことではありませんし、誰にでもできることではありません。大体の人は文字は書ける、文章も書ける、でも小説として形にし、公表し、書き続けることはできないのです。

 

最初から上手くいく可能性は非常に少ない。ですから、心を強く持ち【書き続けること】が高ポイントを取る必須条件だと思います。

 

そして二つ目。
もしも一作目の人気が出ず、日間ランキングにも載らなかったとしましょう。あなたは非常に落胆するはずです。

 

ですが、一作目をきちんと完結させることで、ほぼ間違いなくファンがつきます。数人でもいれば次回作では【日間ランキングに載る可能性が一作目より格段に上がります】

 

そして二作目が失敗しても一、二作目でついたファンが、三作目でもまたポイントを入れてくれるはずです。その数は多くはないでしょうが、確実に増えていきます。

 

逆お気に入りユーザに登録してくれた読者がいれば、それは【あなたのファンになった】ということです。期間を空けずに新作を投稿すれば読んでくれる可能性は非常に高いでしょう。

 

ただし、可能な限り一作目と同じジャンルや同じ傾向の作品を書いた方がいいです。
読者はあなたのファンではありますが、同じ傾向の作品を、あるいは同じくらい面白い作品を書いてくれるだろうと期待して登録しています。

 

読者の期待に答えればおのずとポイントも入るはずです。

 

 

後書きなどでブックマークの追加と評価をお願いする


以前は後書きなどで読者にブックマーク追加や評価のお願いをすることは禁止されていましたが、比較的最近に解禁されました。

 

過剰な要求やポイントを入れないと書かないなどの文言は、運営からペナルティを与えられるかもしれませんのでしないようにしましょう。

 

やってみるとわかるのですが、思った以上にポイントを入れてくれる読者が多いです。恐らく、入れるのを忘れていた、そもそも知らなかった、お願いされて入れる気になった層がいるのだと思います。

 

読者にお願いするのは気が引けるとか、読者の立場からすれば気分が悪いはずとか思うかもしれませんが、そもそも多くの読者は気にしません。あまりに過剰な宣伝や要求はすべきではありませんが、作品が面白ければブクマや評価をしてくれるものです。

 

youtuberの方もチャンネル登録お願いしますと宣伝しますし、SNSでの宣伝をしているプロの作家さんも沢山いらっしゃいます。後書きでのお願いが問題視されるなら、様々なコンテンツでの宣伝は一体何なのかということになってしまいますからね。

 

まとめ

以上が私の考える小説家になろうで10,000ポイントを取る方法です。

 

小説家になろうにおいて【継続は力なり】は金言です。
正しい努力をして、正しい成果をあげれば、期待通りの結果でなくとも、必ず身になると思います。

 

10,000ポイントが取れれば次の作品ではさらに上を目指せるかもしれません。そして書籍化への道が見えてきます。書籍化がすべてではありませんが、作家の多くは書籍化したいと思っているのではないでしょうか。


今回は10,000ポイントを取ることが目標だったので、書籍化に関しては書いていませんが、機会があれば書いてみたいと思います。

 


それでは、また。